嚴島神社/管絃祭(平成28年7月20日)

 平成28年の管絃祭(旧暦6月17日)が、7月20日(水)に開催されました。ゲストハウス「鹿庭莊」に宿泊して、18日の御船組、19日の御試乗式、20日の本祭を撮影しました。

 管絃祭は、平清盛が都の「管絃の遊び」を模し、神様を慰める神事として執り行われたのが始まりと言われています。月夜が美しい嚴島神社は、まるで平安時代にタイムスリップしたかのように優雅で幻想的な雰囲気に包まれていました。大鳥居を背景に枡形の中では、阿賀の船(鯛網船/六丁の櫓)、江波の船(伝馬船/十四丁の櫓)、御神体の入った御鳳輦を乗せた御座船が順次三匝(三回廻る)し、見事な櫓さばきを見せてくれました。無事御神体が神社に戻ったのは、午前0時を過ぎていました。帰路に向かう江波伝馬船が和太鼓を鳴らし、のどかな舟歌を奏でながら大鳥居をくぐり抜けると、深夜の瀬戸内海に消えていきました。